お気に入りの器が欠けた…まずは自分で金継ぎしてみませんか?
「漆はかぶれるし、金継ぎは難しそう…」そんな不安がある方へ。
近年は初心者向けの金継ぎキットや、動画付きの解説が充実しており、自宅で安心して始められます。この記事では 金継ぎ講師の目線で初心者におすすめのキットと、まず押さえるべき手順 をわかりやすく解説します。
本記事の内容
金継ぎとは/初心者向けの道具セット比較/金継ぎの基本手順(100均活用)
金継ぎとは/初心者向けの道具セット比較/金継ぎの基本手順(100均活用)
初心者向け 金継ぎキット3選(比較)
| 商品名 | 価格帯 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| つぐキット金 | 約8,000〜10,000円 | YouTube解説あり・本格素材付き | 動画で学びたい人向け |
| 金継ぎスターターセット | 約7,000〜8,000円 | 練習用の器付き・初心者向け | 初めてで失敗したくない人向け |
| 金継ぎコフレ | 約15,000〜17,000円 | 老舗監修・プロ動画解説付き | 本気で学びたい人向け |
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金継ぎとは【敷居の高いものではない】
「金継ぎ」は、割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着・補修し、金粉で仕上げる伝統技法です。茶の湯文化とともに発展してきましたが、金継ぎ自体は実は覚えることが多くありません。漆は天然の樹脂で、正しく扱えば食器にも安心して使えます。
100均も使える!初心者が揃える道具
- 金継ぎキット(上の表から選ぶのが最短)
- 耐水ペーパー(#240→#800)
- ネイル用ウッドスティック(細かい整形用) — 100均でOK
- 細筆(蒔きや仕上げ用)
- ラップ・食品保存容器(作業カバー用)
金継ぎの基本的な手順(ざっくり)
※詳しい写真付き手順は別記事で解説しています(内部リンク)
前処理(割れ/欠け共通)
耐水ペーパーで割れた面を慣らし、接着しやすくします。ヒビなら細いやすりで少し溝を作ると接着が効きます。
接着(割れの場合)
伝統的には小麦粉と生漆を混ぜた「麦漆」で接着します(米粒でも代用可)。接着後はホコリの少ない場所で1週間ほど安静に。
欠け(大きめ)の補修・小さな欠けの補修
砥粉や木粉を混ぜたパテで穴埋め→乾燥→細かい錆漆で仕上げます。
水研ぎ・地塗り → 金粉蒔き → 仕上げ
平らに整えたら黒漆で下地を整え、弁柄漆で金粉を蒔きます。十分に乾かし、透漆で粉固めして磨いたら完成です。
漆のかぶれが心配な方へ
生漆に直接触れるとかぶれるリスクがあります。初心者キットには扱いやすい材料が入っていることが多く、手袋・換気を徹底するだけでもかなり安全に作業できます。どうしても不安な方は、まずは体験講座を検討しましょう。
今すぐ始めるための買い物ガイド
- まずは練習用のキット(スターター)を1つ
- 耐水ペーパー・細筆などの消耗品を100均で補う
- 慣れてきたら本格キット(コフレ)へステップアップ
